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SPECIAL TALK

AMBLの教育に懸ける熱い想いを、当社取締役CTOの堀浩史と技術顧問の松本亮介氏の対談形式でお伝えします

PROFILE

堀浩史

システム基盤系のエンジニア、プロジェクトマネージャーを経て、某SIer企業で開発部門および管理部門の取締役に6年間従事。2012年エム・フィールド(現AMBL)入社。現在はAMBLの取締役CTOとして教育プログラムを牽引。

松本亮介氏

京都大学博士(情報学)、さくらインターネット研究所上級研究員、株式会社COGNANO取締役CTO、その他複数社の技術顧問として広く活躍。2018年11月より現職のさくらインターネット研究所で上級研究員、2022年5月より株式会社COGNANO取締役CTOを務める。2016年には情報処理学会IPSJ-ONEにおいて時流に乗る日本の若手トップ研究者19名に選出される。AMBLには2021年6月より技術顧問として参画。

なぜ今教育に力を入れるのか

今、IT業界全体で人材不足が叫ばれていますが、優秀なIT人材の採用は企業間で争奪戦になっていますね。それに伴い社員の育成も、AMBLに限らず業界全体の課題となっています。
そんな時流の中で、AMBLには今までの人材ビジネスの実績や、eduleapという教育事業の会社を創ってきた実績もあり「人を育てる」ことはAMBLの得意分野だと思っています。
より実践的な教育カリキュラムを作ることで社員が成長し、それによってクライアントや市場のニーズに応えていけるようになり、結果として事業も伸びていくと思っています。
松本
それに加えて、IT業界が昔に比べて習熟してきたということもポイントだと思っています。
2000年代当初はいろいろなシステムの効率化技術も未発展だったため、一人の技術者があらゆるシステムの障害や設計に対応しなければならない、ということも結構普通の状態でした。そこからシステムのクラウド化などが進み、仕事が分担されるようになってくると、各技術者がそれぞれの専門領域を持つようになりました。そうしたIT業界の変革に伴い、そこに従事する人たちのスキルアップの過程も変化していると感じます。
かつてはプログラミングやシステムの運用保守も目の前の課題に追われていて、とにかくそれを解決しようと試行錯誤しているうちに気づいたらスキルがついていた、というような学び方が一般的でした。
それに対して2010年代以降は、いかに最新技術を自身でキャッチアップしていくかということが重要になってきています。当初はプライベートでどれだけ自己研鑽してスキルアップできるかが鍵でしたが、昨今業界が習熟してきたことで、そういった流れも変わってきていると思います。
改めてどうスキルをつけるかを明らかにして、体系的に業務の中でスキルアップできるようにしていくことの必要性を感じています。かつてのように、プライベートを活用してプログラミングに打ち込むような人ばかりが目立って活躍できるような状況だと、次の成熟はないと考えます。
実際、プライベートの充実度と仕事の成果に相関があったという論文もあったりして、プライベートが充実している=仕事も充実してパフォーマンスが上がり、だからこそ成長できるという研究成果もあります。その点からも、業務の中で体系的にスキルアップできる環境の整備は今やるべきことの一つだと言えるでしょう。

3ヵ年計画の教育カリキュラム

AMBLの教育コンテンツは「座学」と「実践」をセットにしたものにしようと考えています。
例えば必要なスキルが10個(各スキルを1~10番とします)あったとして、「この業務では3番のスキルが必要とされるので、3番に関する座学と実践の機会をセットにしたコンテンツにしよう」というようなイメージです。
教育カリキュラム”と聞くと座学で1から10を順番にインプットする、などと考えがちですが、我々の取り組みはそうではありません。「この業務では3番のスキルを習得したから、次の未習得スキルに進む」ということを積み重ね、約3年程度かけて必要なスキルを網羅できるものにしようと考えています。
そのためには、松本さんのお話にあったスキル習得の過程を体系的に整理することと、それを実際のプロジェクトで実践できる環境が必要です。それには現場が教育に対して全面的に協力することがとても重要になってきます。
松本さんは技術者としても教える側としても実績のある方なので、技術顧問として具体的なコンテンツを充実させる上でとても頼りになります。
松本
そうですね、繰り返しにはなりますが、今まではただやるということでしか説明のつかなかった部分を、紐解いて体系化することが今回の取り組みの第一歩だと思っています。ただそれをコンテンツ化して座学でインプットするだけでは実践的なスキルを身に着けることはできないと思っています。その点から、学習と実践がサイクルになっているのはとても良いですね。

社員教育の先に見るAMBLのビジョン

今回の教育カリキュラムが完成すれば、AMBLのメンバーにはより成長を実感してもらえるようになると思っています。それによって社内に優秀なIT人材が多くなれば会社として大きく成長できますし、それがAMBLのビジョンです。
ただ、それがすべてではないと思っています。昨今、社会全体でデータ量もシステムの情報量もとてつもない量になっています。そこに少ないIT人材で対応しようとするのは非効率的です。AMBLだけでなく社会にとってもIT人材の育成は大きな課題ですし、そこに貢献することがAMBLの社会使命だと思っています。
松本
堀さんのおっしゃる通り、究極的には”社会のため”という一言に尽きると思います。会社って社会に何らかのかたちで価値を届けて、その対価としてお金を受け取るものだと思うので。
人材を育成して社会に良い人材が増えることが社会のためになる、ということを言い切る堀さんをはじめ、視座の高いメンバーがいることがAMBLの強みなんだと思います。だからこそAMBL独自の教育カリキュラムを形にすることができると思いますし、そういった想いを持つメンバーがいるAMBLだからこそ、私自身も一緒にやっていきたいと思わされたんだと思います。

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