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PROJECT STORY

挑戦できる環境がAMBLにはある

PROJECT

学習管理システムの画面設計~デザイン開発プロジェクト

eラーニング運用の中核となる学習管理システムの開発プロジェクト。徹底したユーザー視点でのデザインを担当。

MEMBER

  • ディレクターA.Tさん

    2018年入社。チームのディレクター担当。

  • プロジェクトマネージャーN.Rさん

    2021年入社。本チームのプロジェクトマネージャー。

  • デザイナーM.Aさん

    2021年に新卒で入社。サービスの検証を主に担当。

  • デザイナーI.Yさん

    2021年入社。Webサイトなどサービス全般のデザインを担当。

プロジェクトの概要を教えてください

N.R

僕らのチームはLMS(Learning Management System)というオンラインで研修を受けられるサービスの開発を進めています。このプロジェクトの起点は、AMBLの事業が運営されていく中でAI研修が充実してきたこと、市場のAIのデータアナリストやエンジニアが今後枯渇することが予想され、需要があるのではないかと考え、事業化を計画しました。開発は別チームで行っており、現在もリリースに向けて鋭意対応を行っていますが、我々のチームではビジネス要件を踏まえ、フロント側の設計〜デザインの落とし込みまでを担当していました。

A.T

自社プロダクトなので意思決定する人を誰にするのかを決めながらプロジェクトも進めていました。正解が何かを試行錯誤している中で、常に「ユーザー目線」に軸を置いて検証を行いながら具体化していきました。 メインの機能は「アダプティブラーニング」です。これはカメラの映像データから、対象の人が集中してその教科を学んでいるかをAIを用いて測ります。それによってコンテンツを出し分け、その人の理解度に応じて力を伸ばすための最適な提案を行い、無理なく効果がある学習ができます。
コンテンツの中身は、これまでAMBLが開発し、クライアント様に提供してきた実践的な教材を使っています。一般的なエンジニア学習用ではなく、実務的な内容をベースにコンテンツが作られており、ここで履修した人は仕事で即戦力に近しい知識を得られます。

担当した領域・業務内容の説明をお願いします

N.R

前段の調査の設計・実施と、その後のワイヤーフレームやデザイン作成などのプロジェクトマネジメントを担っていました。

A.T

自分のポジションとしては調査を実施するときにN.Rさんと並走し、そこで落とし込まれたビジネス要件を具体的にワイヤーフレームへ反映していました。
実はこのフロントチームが組成される以前にプロジェクトに片足が入っており、ユーザー(ターゲット)のペルソナや、その人たちのカスタマージャーニーを調査していました。

I.Y

私はワイヤーフレームを元にデザイン制作を担当していました。全体のサービスの雰囲気などをヒアリングをしてデザインとして形にしていくというところですね。

M.A

私は 認知的ウォークスルー※1の実査や調査を行うための資料作成も行いました。年齢的にもユーザー(ターゲット)と近いので、デザイナーとしての意見と、その年齢での生声も発言しました。

※1 ターゲットユーザーになったつもりで評価対象のサイトを閲覧/操作してみることによって、様々な問題点を指摘する手法

N.R

このプロジェクトでは、ワイヤーフレームをベースに、サービスの利用開始から実際の利用までを調査し、M.Aさんの話に出た「認知的ウォークスルー」を用いて検証しました。
認知的ウォークスルーでは、ユーザー側の「新規登録」や「購入」、「受講」など、管理者側では「ユーザー管理」などの導線を主に検証しました。調査項目は「有効性(できるかできないか)」、「効率性(できるまでの早さ)」、「満足度(あると操作性の向上や楽しさが得られる)」の3つ視点で検証しています。実査としては、オフィスの壁にプリントアウトしたワイヤーフレームを張り出して、導線毎に議論しながら、「これで次の導線にスムーズに繋がるのか」、「ラベリングはわかりやすいのか」など各導線で見つけた課題を書き出しながら進めていました。

A.T

検証を通してワイヤーフレームを幾度もブラッシュアップしていったという感じです。だいたい3、4回は繰り返して検証していましたね。

N.R

本当に大変でしたね(笑)

このチームでの強みを教えてください

N.R

強みはメンバー全員が「自分の領域をなんとしてでも完遂させる」という気迫があったことですね。かなりの短期間だったのでスケジュールを絶対に間に合わせるというプロ意識を感じました。
それと併せて「よりよいものを作る」ということも共通認識として、持っていたと思います。なるべく早くデザインを仕上げなければならない中で、行き詰まったら全員で議論し、その領域の人員がリードをとる。これにより少ない人数ながら高いパフォーマンスを発揮できていたと思います。全員が議論しやるべきことにコミットしていました。

A.T

短期間が故に、常に本気モードでできていました。常に夏休みの最終週みたいな感じ(笑)

I.Y

合宿みたいに濃い期間でした。だからスピード感と勢いはものすごくあって、やりがいを感じましたね。

N.R

このプロジェクトだからこそのやりがいは2つあると思っています。1つが自社事業として大々的に打ち出していく中でミスができない責任感としてのやりがいです。あとは、他のチームと密接に関わるので、こちらのミスや遅延を起こさぬよう頑張ろうという意気込みと、それが実現できたときのやりがいですね。自分たちのサービスを作る事自体は楽しいので短期間ながらも「いいものを作る」という意味では、自分たちのできる限りの理想を追及できたと思います。
認知的ウォークスルーは壁に張り出してやるだけではなくて、A.Tさんが言ってくれたようにそれをAdobe XDに反映してまた改善するということを2、3回やっています。そのため、1回のミーティングで6時間かかったこともあります(笑)

A.T

ペルソナを立てて使う側の目線を考えつつ、自分たちがユーザーだったら使いやすいのかを常に考えていました。1回実装してみて、別のタイミングでもう1回見てみるとおかしいところが結構出てくるんですね。そのため2、3回やって様子を見ていました。検証時は毎回コアメンバーとして僕とN.Rさんはいましたが、少数でやってみたり開発メンバーを入れてみたりと、色々と見る人や視点を変えながらやっていました。そこでは「1回で信じない」ところにこだわって何回も見直しました。ユーザー目線で必要な機能・逆に要らない機能を躊躇なく足したり引いたりして、開発のメンバーもそれに応えてくれました。

M.A

私の場合は感想にはなりますが、勉強になることが多かったです。例えばユーザー目線で色々見たときに理想はあるけれども、N.RさんとA.Tさんは開発サイドの時間、コストも考慮して取り組んでいたところをみて、自分たちさえよければ良いわけではないことに気づけました。
また、「よりよいものを提供するにはどうすれば良いか」という目線を持つことの重要性を学びました。他にも作り手視点では見つけられなかった不便さや使いづらさなど「設計の弱点」にも気づくことができ、検証の重要性も多く学べて楽しかったです。

I.Y

全体的に「いいチーム」が強みだと思います。プロ意識高くてスピードもあってどんどんやっていくところが、このプロジェクトの守護神的な感じがして頼もしかったですし、参加していて楽しかったです。それに、「社を背負っている仕事感」もあってやりがいを感じています。

プロジェクトを進める上で、どんなところが大変でしたか?

N.R

期日もそうですし、業務で開発チームやAIのチームとも本格的に連携したことがなかったので、要件の間合いを取ることが大変だったと思います。自分たちの言っていることが伝わらなかったり、逆に相手が言っていることがわからないこともあったので、そこの擦り合わせに時間がかかりました。話し合いの場を設けたりチャットツールで質問など、コミュニケーションを密にしていました。口頭だと空中戦になりがちなので、ドキュメントを用いて話し合うこともありました。

A.T

実装面での効率化を見越し、開発のチームと共通のフレームワークをもとに設計をする進め方だったので、制約にあてはめながら考えることが大変でした。制約条件がある中でそれをより良いものに飛び越えなければいけないので、開発のチームとの調整や意識、目線合わせが大変でした。コミュニケーションの面では、エンジニアの「デザイン」は設計寄りで、僕らはビジュアル寄りのことを含めた認識だったりと、同じ用語でも指す範囲が違ったりするので、用語の認識合わせが大変でしたね。

I.Y

私はデザイン対象がかなり膨大にあったところですかね(笑)短期間で0ベースから100P以上を作らなければならず大変でした。目線合わせの部分で言うと、A.TさんやN.Rさんが揃えてくださっていたので困ることはなかったです。

M.A

私は強いて大変だったことを挙げるなら、「認知的ウォークスルー」のときに3時間以上立ちっぱなしで足がしんどかったです(笑)

今後チームとしての目標や方向性を教えてください

A.T

自社サービスなので、今後もこれを糧に色々とサービスを成長させるための施策を試せる場なので、どんどん提案ができるといいなと思っています。色々な角度からアプローチしてやってみたいことを実現できる環境にあるので、このサービスをきっかけにたくさんのメンバーを巻き込んでまた新しいチャレンジをしていきたいです。今のチームではそういうこともできると思います。我々のプロジェクトはひと区切りしましたが、プロジェクト自体のサービスローンチ後も実際の使用感やユーザーの声などを踏まえ、また次に繋げられるようにしたいです。

I.Y

私はいずれか、事業会社側で自社サービスを創って育てていくことがやりたいと考えていたのですが、今回のプロジェクトではまさにそれが経験できました。次はこのサービスをより良いものにしていきたいと思います。
クライアントワークと併せて、自社サービスも経験できる環境があるのがAMBLの魅力ですね。

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