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PROJECT STORY

最先端のAI技術をもとに新しいビジネスを生み出す

PROJECT

最先端のAIモデル研究開発プロジェクト

点群の3次元データを用いた最先端の研究開発プロジェクト。水中での物体検知の実用化を目指す。

MEMBER

  • データサイエンティストN.Jさん

    2019年入社。当プロジェクトではマネージャーとしてプロジェクトの進捗管理・監督を担当。

  • データサイエンティストK.Kさん

    2021年入社。当プロジェクトでは研究開発業務を担当。

プロジェクトの概要を教えてください

K.K

簡潔にお話すると、海洋や海底調査などに関するデータ解析や技術開発を行っている企業において主に水中の物体を検知するAIの研究開発を行っています。イメージとしては自動運転で周囲の情報を認識する技術に近いのですが、さらに認識した物体を3Dモデルとして検出することを目指した研究開発に従事しています。
現状、プロジェクトの進捗的には基礎研究の段階なのですが、将来プロダクト化されれば、陸上はもちろん、水中や暗部など目視が難しい空間においても地形や物体を検出し、「これは人工的な構造物、これは探していた○○」ということまでわかるようになります。実際の工事や調査の現場で、人がやるとなると探査機を使わなければならないようなものを瞬時に3Dモデル化することが可能になるので画期的な技術になり得ます。

担当した領域・業務内容の説明をお願いします

K.K

概要でお話したAIモデルの開発と、それに用いる点群データの解析が主な業務になります。具体的には、まずマルチビームソナーというレーザーが出て周囲を認識するような技術があります。そのマルチビームソナーで物体の表面を3次元の点群として検知し、データとして取得します。私の業務はそれら点群の位置データを解析し、物体検知のAIモデルを開発することです。
また、それと並行して取得した点群データを3Dモデルとして図面にすることもやっています。 こちらは正確な点群データさえあれば1メートル以内の誤差で3Dモデル化することができるレベルまで実現できています。

N.J

実際の現場ではK.Kさんが担当していますが、私はアドバイザー的な立ち位置として関わっています。現状、基礎研究の段階にはなるのですが、私の方ではその先の基礎研究を使ってどうビジネス化していくか、という視点から業務面でのフォローをしています。

プロジェクトのやりがいはどんなところですか?

K.K

最先端の知見を学べるところだと思います。新しいものを知りたいという好奇心を満たしてくれることは働く上でのいい原動力になってます。まだ世に出ていない技術であったり、日本語での参考文献が少ない分野に携わっているので、その知見をAMBLに持ち帰って、新しいビジネスに繋げることができれば、という思いで業務にあたっています。
まだ現時点では基礎研究の段階で、目に見える成果をすぐに出すことはなかなか難しいのですが、最新の技術を学び、自分の中の知識とそれを組み合わせて使えそうなものが出てくるとやりがいを感じますし、それがAIの精度向上につながったりするとやはり達成感は大きいです。

プロジェクトを進める上で、どんなところが大変でしたか?

K.K

やはり、なかなか成果につながりにくいところは大変でした。研究段階のため、精度向上のために際限なく分析を続けるような業務もあり、どのタイミングで区切りをつけるのか、どこまで粘るかという線引きをするのは難しいです。なので、適宜上司へ進捗を報告し、話し合ってアドバイスをもらったりと、コミュニケーションを密にとることは徹底しています。また、求められる水準に達していたら一旦区切りをつけて次のタスクに移るというような切り替えは常に意識しています。日本語での参考文献が少ない分野という性質上、海外の論文を読み込むことが多く、知識の習得という面でも難易度は高いと感じています。

N.J

そうですね、やはり研究開発は精度が出ることのほうが稀なので、難しい分野かと思います。とはいえ、現場で習得した知識や技術はナレッジとしてとても貴重です。K.Kさんをはじめ、メンバーの中には最先端の分野に携わっている人がたくさんいます。AMBLの成長のためには、彼らの知見を集約してビジネスにつなげていくことがマネジメント視点でも求められています。

今後チームとしての目標や方向性を教えてください

K.K

まず冒頭の活用例からもわかる通り、点群データの将来性はとても高いと思っています。プロジェクトは基礎研究の段階ですが、確実に前に進んでいると実感しています。現場でも少し前にモデル化を試してある程度の精度も出ているので、次はクラウド上で動作検証してみようという話にもなっています。そうなると研究自体も次のフェーズに移行できるかもしれない可能性もありワクワクしています。

N.J

先にも触れましたが、やはりAMBL内部では持っていない知識・技術をクライアントを通して習得出来るため、それらのナレッジを集約し、自社プロダクトに還元してビジネス化していけるのが理想と考えています。そのためにはそれぞれの専門分野に精通したマネジメントのレベルも求められるようになるので、簡単なことではないですが、そこを目指すことがAMBLの次のステップだと思っています。

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